狭心症で現れる症状の感じ方は人によって様々のようです。
胸痛はもちろん、胸が焼け付くような、息が詰まるような、押しつぶされるようなといったように狭心症を発症している人によって違う感じ方をしています。
労作性狭心症
歩行やスポーツなど労力の消費や身体に負担かかる労働作業、神経が昂るなどの興奮状態にあったり、精神性のストレスなどが狭心症を引き起こすと考えられています。
労作性狭心症の発作は安静を保持することで、短時間のうちに症状の改善が見られます。
労作性狭心症の中には安定狭心症と憎悪性狭心症などが含まれます。
いびき扁桃
体を動かすことによって心機能の働きが活発になり、機能を維持するのに必要な酸素や栄養を取り込むために血液の循環が促進されます。
しかし、動脈硬化などで冠動脈の血管が狭まっていると十分な血液を送ることが不可能となり、栄養を吸収できません。
心筋の保持酸素量は、狭窄の状態が重度だと少しの運動で不足し、狭窄が軽度だと急激なスポーツをした後などに不足します。
酸素が心臓の働きに対して必要量分を供給できなかったときに狭心症発作といわれる症状を引き起こします。
タバコはにきびの原因か
安定狭心症
労作性狭心症の多くがこの安定性狭心症であり、狭心症発作の回数や重軽度などが毎回似たような病状で、安定している狭心症です。
いくら安定した症状を示すからといっても、狭心症としての病状は進行していて、憎悪性狭心症や、不安定性狭心症に繋がる危険性もあります。
憎悪性狭心症
労作性狭心症に分類されている症状でも、発作を繰り返すたびに重症化していく狭心症です。
この狭心症は心筋梗塞や血栓症、動脈瘤、虚血症に繋がる危険性を持つため、入院が必要になることがあります。
毎月定期的な咳
自発性狭心症(安静狭心症)
自発性狭心症は発症させる誘因が分かっていない病態です。
体を動かしていない時や安静にしているとき、軽い運動時に症状の疼痛が見られます。
症状は数分で改善を見せますが、就寝中に発生するために命に関わる場合があります。
自発性狭心症の中には異型狭心症や冠攣縮性狭心症、不安定狭心症などが含まれます。
異型狭心症
原因は分かっていませんが、冠動脈がけいれんを起こすことによって発生する狭心症発作です。
睡眠中から起床時にかけてみられる狭心症発作で、心電図で検査を行うと心筋梗塞に似た変化が見られることから発作時の診断は心筋梗塞との鑑別が必要になります。
また、ニトログリセリンの内服で発作症状が改善します。
冠攣縮性狭心症
冠動脈がなんらかの原因により痙攣を起こし、狭窄します。
血液の循環が滞り、心筋の酸素や栄養が減少するために胸痛など狭心症発作を発症します。
夜中と朝の寝起きしているときや、飲酒後などにも起こることがあります。
不安定狭心症
発作が頻発しやすくなるなど回数が定まらず、症状が通常の安静時に起こったり、軽い運動でも起きたりします。
また、狭心症薬であるニトログリセリンの効果が得られなくなった病態を言い、心筋梗塞に繋がる危険性があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿