というのは、例え何を飲んで運動(ジョギング)をしても、同じ距離を、同じスピードで行った運動の消費エネルギーはほとんど変わらないからです。
ここで皆さんがよく陥っているのが「脂肪燃焼系のアミノ酸ならば脂肪の燃焼を助けるから、余計に脂肪が燃えるハズだ」という誤解で、実際には例え脂肪が燃えやすくなったとしても、どのみち使った分しか燃えないという落とし穴があるのです。
主要な頭痛の原因
また、なぜこのような誤解が特に最近多く見られるようになったのかと言えば、それは主にテレビの健康情報バラエティ番組などがダイエットを取り上げるときに、ダイエットとは直接関係がない血糖値や遊離脂肪酸やホルモンなどの血液中の量の変化をダイエット効果の科学的な証拠だとして大々的に取り上げ、肝心の人を使った実証試験では科学的な手法を用いない、本当にそこで紹介されている物質の効果かどうかか分からないままの素晴らしい結果を演出するためです。
結論から言えば、彼らが行っている実験のようなものは、一部科学的なモノが含まれていても、全体としては科学的な実証とはほど遠いものが(ダイエットに関しては)ほとんどなのです。
胃や腸の疾患
ただし、テレビの健康情報バラエティ番組の名誉のために付け加えておきますが、彼らが行っているのはあくまでもエンターテインメントですから、いちいち論理の飛躍に目くじらを立てる私の方が間違った視点で見ていることを申し添えます。
さて、話がそれたついでに最近のアミノ酸ブームの布石となったVAAM(バーム;Vespa Amino Acid Mixture)についても触れておきます。
VAAMとはスズメバチの幼虫の分泌液に含まれるアミノ酸と同じ種類のアミノ酸を同じ割合で組み合わせたアミノ酸混合物で、スズメバチの成虫がそれを飲むことにより、脂肪を効率よく燃焼させて一日100キロも飛ぶことができるということからダイエット(脂肪燃焼)効果があるのでは?ということで話題になりました。
オスラー·ウェーバーAVM肺高血圧症
これについても、「脂肪の燃焼促進」で「100キロ飛ぶ」という現象の前者だけが注目され、一部の人に飲むだけで痩せるかのような誤解を生じさせたわけですが、ダイエットにおいて真に大切なのは後者の「100キロ飛ぶ」ことで、いかに脂肪が燃焼しやすくなったからといっても飛んだ分しか脂肪が燃焼しないことは燃焼系アミノ酸と何の違いもないのです。
さて、ここでかなりアミノ酸ダイエットの核心に迫ってきましたので、一気に結論に入りますと、実はアミノ酸にはこれまでお話ししてきた通り直接のダイエット効果など期待できませんが、間接的にはダイエットに大いに役立つ機能があります。
次ページへつづく…
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